コーヒー豆について詳しく知りたい人へ

コーヒー豆はコーヒーの味にそのまま関わるものです。しかしいざコーヒー豆を選ぶとしてもどうやって選べばいいのかわからない、という人は非常に多いものです。ここでは初めて豆選びをする人に向けての情報をお届けいたします。

コーヒー豆の選び方とは

コーヒー豆

市販のコーヒーではなんとなく物足りない、そう感じた時に購入を検討するのがコーヒー豆です。専門店ではコーヒー豆がそのまま売られており、圧巻です。しかしいざ購入をしたいと思っても基礎知識がないと少々難しいのが実情です。もちろん店内ポップで味わいなどは説明されていますが、少しでも理解を深めてから行く方がより自分好みの豆を購入できる可能性があがります。産地や焙煎度がメインで見るポイント、その違いについて知っておくとコーヒー豆選びが楽しくなります。

産地別でコーヒー豆は特徴があります。

コーヒー豆

タンザニアは有名な銘柄のコーヒー豆を生産している地域で、ブルーマウンテンとキリマンジャロはここタンザニアで生産されています。キリマンジャロは強い酸味とコク、そして甘い香りが特徴で野性味を感じます。ブルーマウンテンは香り高く調和がとれた味わいで有名、コーヒーの王様とされています。これら銘柄は世界三大コーヒーとされており、もう一つにアメリカのハワイ島で生産されているコナが挙げられています。由緒正しいコーヒーの美味しさを知りたい!というときはこれらを味わってみるのをおすすめいたします。ストレートで味わうとその良さがより感じられます。イエメン、エチオピアで生産されているモカ、これはフルーツのような爽やかな酸味と甘みがある豆です。

グアマテラ、これも果物のような風味が味わえる豆です。華やかな味わいで豊かなコクを感じられる、そんなコーヒー豆です。マンデリン、生産地はインドネシアでハーブやシナモンのような風味がある、そんな一風変わったコーヒー豆です。ボディの強さを感じられて愛好している人が多いです。個性豊かなコーヒー豆が多いですが、汎用性のあるコーヒー豆もあります。これらはブレンドのベースになっていることが多く、他との調和がとりやすい、そんなコーヒー豆です。それがブラジル、コロンビアで、いずれもバランスのいい豆です。もし自宅でブレンドをするのであれば、この二種類は購入しておき、ベースとして使用するのがおすすめです。そこに好みの味わいのものを足していって、好きな味に仕上げるといいかもしれないです。ブレンドのコツなんかはネットで確認可能、黄金比などを参考にぜひ組み合わせをおすすめいたします。

焙煎度について

コーヒー豆

焙煎度によって風味が大きく変わるのでぜひ注目していただきたいところです。コーヒー豆は焙煎度が浅い、深いなどがあります。焙煎で香りが強くなる、褐色色素がでるのでコーヒーにおいて欠かせない工程です。そしてその焙煎の深さ風味がまったく異なります。焙煎度が浅いほどにコーヒーは軽い味わいになります。さらりと飲めるような爽やかなコーヒーを飲みたい場合は焙煎度が浅いものを選択するのがおすすめです。
そして中煎り、これは市販のコーヒーの殆どがこれにあたります。一般的に飲みなれているコーヒーの焙煎度はこれとされており、多くの人が飲みなれている、とくに日本人に馴染み深い味わいです。そして深煎り、これはとてもビターになる焙煎度です。朝の一杯に、食後の一杯に、目が覚めるような深い風味がくわわります。焙煎されている状態で売られているコーヒー豆、この焙煎度にも注目して選ぶのが大事です。産地と同じく、確認しておくべきポイントです。

家でもできる豆挽き

コーヒー豆

家でも専用器具があれば豆挽きが可能です。ミルやグラインダーで豆挽きが可能、家庭用で販売されています。手動・電動があるのでお好きな方を使って自宅で本格的な豆挽きができます。趣味としてコーヒーを楽しみたい、という人は手動がおすすめ、効率よくおいしいコーヒーが飲みたい!という人は電動がおすすめです。コーヒー豆で購入すると賞味期限が粉のときの倍になります。なので、こうして家に豆挽きの手段を導入するのはコーヒー好きの方にとってメリットが多いとされています。なお、豆挽きでは粒度というものがあります。その粒度は抽出方法によって最適な粒度が異なります。粒度は五段階あって、極細挽き、細挽き、中細挽き、中挽、粗挽きなどがあります。

抽出方法とは?

コーヒー豆

抽出方法は豆挽きの具合のためにも知っておくのが大事です。粒度で抽出しやすさが変わり、適した粒度に挽くのが美味しいコーヒーの秘密です。エスプレッソなどが極細挽き、水出しが細挽き、コーヒーメーカーが中挽きなど粒度によって適している抽出方法があります。自宅で飲む場合、どの抽出方法で飲むのか?そしてそれはどれくらいの粒度が適しているのかを確認してお店で粉の購入をおすすめいたします。尚粉の状態では半月程度の賞味期限しかないです。豆の状態ですと一カ月程度美味しく飲める期間がありますが、もし粉で購入する場合は飲み切れる量での購入をおすすめいたします。もし飲み切れない場合でも、酸化したコーヒー豆は消臭剤などとして利用できるので、ぜひ実践がおすすめです。

コーヒー豆の豆知識

コーヒー豆

コーヒー豆は実は大豆などで連想するタイプの豆ではなく、実際はコーヒーの木に成るコーヒーチェリーの種なのです。あまり果肉の方に注目されていませんが、可食部が少ないものの、爽やかな甘さが特徴とされており、栄養素も豊富です。その果肉の中にある種を取り出して選別、焙煎するとコーヒー豆になります。豆をそのまま栽培しているように感じられますが、実際は実を栽培して成長したら収穫し、種を取り出しているのです。なお果肉は加工されてジャムとして販売されていますので興味がある人はぜひ購入をおすすめいたします。ポリフェノールなどが豊富で、身体にやさしいジャムです。

コーヒーは趣味になり得る

コーヒー豆

趣味はさまざまなものがありますが、コーヒーも趣味として十分楽しめるものとされています。ブレンド方法、焙煎度、抽出方法、産地……選択肢が非常に広いコーヒーは一筋縄ではいかず、美味しいコーヒーを提供しているお店の多くがオリジナルの黄金比を組み立てていることが多いです。こだわれる部分が多い、というのが趣味になりえる部分で、芳醇な香りの中でミルを挽き、自分好みのコーヒーを編み出していく、家族の好みのものを編み出していく、という作業はとても楽しいものになりえます。コーヒーは飲んでも美味しいですが、できあがるまでの過程も魅力的です。何気なく飲んでいるものに少しこだわってみたいな、と思ったなら、ぜひ趣味の一部にしてみるのをおすすめいたします。追求しがいのある世界なので、どっぷりはまってしまう人は少なくないです。

素敵なコーヒーライフのために

コーヒー豆

コーヒー豆をよく知ることで美味しいコーヒーが飲めるかどうかが大きく変わります。いまは市販のインスタントコーヒーで十分美味しいものを飲めますが、こだわりをもつのであればしっかりとコーヒー豆の事を知って、その世界に入り込みたいところです。予備知識として知っておくべきポイントはたくさん、しかしいずれも店頭などで相談する、あるいは味わいの説明を見られますのでぜひ参考にして購入をおすすめいたします。自分だけのブレンドなどを編み出す楽しみもあります。